今すぐ本を出しなさい 第一回:「出版」というマーケティング手法

はじめまして、水野俊哉と申します。
「売り上げが伸び悩んでいる」「もっと売り上げを伸ばしたい」
世の中の経営者の方や、個人事業主の方々のほとんどが、そうしたお悩みを持ちだと思います。
一方で、売り上げが伸び続けている企業や個人事業主の方も多くいらっしゃいます。
その違いはいったい何でしょうか?
それは「正しいマーケティングで戦略を立てているか」。
これに尽きます。
つまり、売り上げが伸び悩んでいる方々は、マーケティングがきちんとできていないことが多いのです。
売り上げを伸ばしたいからといって、手当たり次第に施策を打っていても、なかなか収益は上がりません。
マーケティングといっても、ただ市場調査をして戦略を立てればいい、というものではないのです。
もし、あなたが今そのような状況に陥っているのだとしたら……すぐに戦略を変える必要があります。
実は、売り上げが飛躍的にアップする、あるマーケティング手法があるのです。
キーワードは「出版」です。
本コラムでは、全10回に渡り「出版マーケティング」という世間ではまだあまり知られていないマーケティング手法について、長年出版コンサルティングを行ってきた私の経験や実例をふまえながら解説していきたいと思います。
第1回となる今回は、簡単に私の自己紹介をさせてください。
私はこれまでに24冊の本を出し、累計40万部を突破しているビジネス書作家です。
ただし、最初から作家だったわけではありません。
もともとはベンチャー起業した経営者でした。
ところが、このベンチャー企業が、上場の一歩手前まで到達しつつも、急激に業績が悪化。
取締役を解任された上、3億円の負債を抱えることになってしまいます。
まさに、天国から地獄。当時の苦しさは、今でもありありと思い出すことができます。
そんな私が、絶望の淵から這い上がるきっかけとなったのが、「出版」でした。
経営コンサルタントとして活動する傍ら出版した本がきっかけで、売り上げを3〜5億円まで飛躍的に伸ばすことができたのです。
現在は作家業はもちろんのこと、その経験を活かして、出版したい方向けの塾や、コンサルティング、プロデュースも行い、さらには自ら出版社を3社立ち上げています。
ちなみに、出版して3〜5億円というと、印税をイメージするかもしれませんが、この売り上げは印税ではありません。ちょっとイメージが湧きにくいかもしれませんが、出版をきっかけに売り上げを上げる方法は、ほかにもあるのです。
それが、このコラムのテーマでもある「出版マーケティング」です。
私自身が(そして多くの塾生たちが)身をもってその効果を実感したからこそ、自信をもってオススメできるマーケティング手法です。
ちなみに、出版が初めてであっても、無名であっても本は出せます。
私だって、最初の一冊を出した時は無名でした。今は誰でも出版を叶えられるチャンスがあるのです。
もちろん、ただ単に出版すればいいというわけではありません。
出版で自分の売り上げをアップさせるためには、ちょっとしたコツがあります。
このコラムでは、そのコツをたっぷり紹介しています。
是非みなさんの売り上げアップのための1つの選択肢として「出版」という施策を知っていただければと思います。
今の時代、ウェブサイトや動画など、多種多様なメディアであふれています。
最近はiPhone やiPad、PCなどで手軽に本を読める時代になってきました。
そんな状況にも関わらず、なぜ「出版マーケティング」は優秀なのでしょうか?
次回はその理由を探っていきます。