コラム

金子俊之先生インタビュー #1 医師とはどういう職業なのか

金子俊之

とうきょうスカイツリー駅前内科 院長・医学博士 金子俊之先生

 

「お医者さんの仕事って、そもそも何?」

「良い医者と悪い医者の見分け方って?」

誰もが、一度はそういう疑問を抱いたことがあると思います。

平成28年の1月に「とうきょうスカイツリー駅前内科」を開院した院長の金子俊之先生は、まさにそんな素人目線の医者・医療に対するアレコレに対して、全て包み隠すことなく答えてくれるような先生。

どうしたら、ヤブ医者に騙されずにすむのか? そんなぶっちゃけた質問をすべく、金子院長を直撃しました。

そもそも「医師」とは?

――今日は先生の白衣姿をはじめて見ましたが、やはり似合っていますね! 白衣を着るとスイッチが入りますか。

そうですね、やはり白衣を着ると職業柄、急に仕事モードになります()。今日は何でもお答えしますので、気軽にご質問いただけば幸いです。

 

――では、スイッチ全開でいきましょう! まずは金子先生のことをよく知らない読者のために、自己紹介からお願いします。

金子俊之と申します。専門はリウマチ膠原病内科です。普段は東京スカイツリー駅前内科というクリニックと、順天堂大学付属順天堂医院の膠原病・リウマチ内科というところでリウマチ膠原病の専門外来をしております。

 

――先生はなぜ医師の道を志したのですか?

父の影響ですかね。父親は医者ではありませんが、医療関係の仕事に従事しておりました。父親の背中を見て育ったこともあり、将来は医療現場を仕切れるような医師になりたいという思いがずっとありました。

 

――実際にお医者様になられてみて、どんな職業だと思いましたか?

じつは、医師の中にもいろいろな種類があるんです。例えば研究機関で新しい薬を開発する医師行政機関に携わる医師、ほかにも医学生を教えるような教員とかですかね。その中で、皆さんにとっていちばん身近なのが臨床医ですよね。
臨床医の仕事は、実際に患者さんを診察して治療する仕事です。僕は臨床医ですから、今現在できる最新の治療方法を患者さんに提案したり、患者さんにとって最適な治療を行うことが医師としての使命であり、仕事だと考えています。

 

――先生にとって医師としての醍醐味は何でしょうか。

僕は、リウマチ膠原病内科を専門としているのですが……リウマチの患者さんって、とにかく「痛い」んですよ。でも僕が治療することで、「痛みがとれた!本当にうれしい!」とかにこやかにご報告いただきますと、もう天にも昇るような気持ちになりますね! そこが医師としての醍醐味だと思っています。

 

―――患者さんの中には大変な症状の方もいらっしゃると思うのですが……先生が治療するうえでもっとも大切にしていることは何ですか?

やはり、常に知識をアップデートして、エビデンスに乗っ取った最新かつ最適な治療法をご提案することですね。医師が不勉強だったり、最新の治療を提案できなかったりというのは、医師として失格だと僕は思っています。

僕の場合、専門分野である診療科の専門誌や医学雑誌の定期購読はもちろんのこと、最新の論文には必ず触れて、学会にも定期的に参加しています。でも、一番の勉強方法は、やはり大学病院で専門外来をしていることです。大学病院では、常に最新の情報知識を得ることがでますし、上級医の先生や周りの仲間とも知識を共有して、ディスカッションする機会もあります。そうやって、日々学んだことを診療に役立てることが大切だと思っています。

 

――甘いマスクからは想像もできないほど、勉強熱心ということが伝わってきました()。もしも、お医者様になってなかったら、どんな職業になっていたと思いますか?

ベーシストかな……()。じつは僕、海外のパンクバンドがすごい好きで、ずっとバンド活動をしていました。

 

――ものすごく意外です! プロを目指した時期もありましたか?

一時期、ありましたね。でも、中学・高校の時期にはやっぱり医師になりたいという気持ちが強かったですし、いろいろと考えたうえで、最終的には医師の道を選びました。ベーシストも魅力的なお仕事だとは思いますが……僕の中ではそれ以上に医師という仕事が魅力的だと感じていたので、後悔はまったくないですね。

 

次回に続く

■インタビュイー■
金子俊之 先生
(かねこ としゆき)

とうきょうスカイツリー駅前内科 院長・医学博士 

​​​​​​平成281月に「とうきょうスカイツリー駅前内科」を開院。

風邪や高血圧、糖尿病などの一般内科に加えて、

専門性を活かした関節リウマチ・膠原病の治療を行う。

現在も順天堂大学医学部膠原病リウマチ内科にて非常勤助教を兼任

著者名
金子俊之